LAへの駐在が決まった皆さん、おめでとうございます!新しい生活への期待とともに気になるのが、ロサンゼルスの交通事情ではないでしょうか。ロサンゼルスは車社会であり、生活には車がほぼ必須と言えます。今回は、ロサンゼルスの自動車事情の概要について、特にご家族で住む予定の方や日本企業からの駐在者向けに詳しく解説します。次回は、車購入事情と購入の流れについて掘り下げていく予定です。
ロサンゼルスの交通事情:車社会の現状
ロサンゼルスは広大な都市であり、公共交通機関は発達しているとは言えません。そのため、移動手段の基本は自動車となります。
- フリーウェイ(高速道路): ロサンゼルスには多くのフリーウェイが張り巡らされており、都市部や郊外を結んでいます。しかし、通勤時間帯は激しい渋滞が発生することで有名です。
- 一般道: 一般道は碁盤の目のように整備されていることが多いですが、こちらも時間帯によっては渋滞が発生します。
- 駐車場: 商業施設や住宅には駐車場が整備されていますが、ダウンタウンなどでは駐車料金が高い場所もあります。路上駐車も可能ですが、時間制限や駐車許可証が必要な場所もあります。
- 公共交通機関: 地下鉄、バス、電車などの公共交通機関もありますが、移動範囲は限られます。長距離移動や郊外への移動には不便なことが多いです。
ロサンゼルスで運転する際の注意点
ロサンゼルスで運転する際には、日本とは異なる交通ルールや習慣に注意する必要があります。
- 右側通行: 日本とは逆の右側通行です。
- 速度制限: 速度制限はマイル表示です。フリーウェイでは通常65-70マイル(約105-113km/h)、一般道では25-45マイル(約40-72km/h)程度です。
- 一時停止(Stop Sign): 交差点に一時停止の標識がある場合は、必ず完全に停止する必要があります。特に四方向すべてに一時停止の標識がある「All-Way Stop」では、停止した順に発進するルールとなっています。
- 右折レーン: 赤信号でも右折可能な交差点が多いですが、「No Turn on Red」の標識がある場合は右折禁止です。
- スクールバス: スクールバスが赤いランプを点滅させて停止している場合は、対向車線を含むすべての車両が停止する必要があります。
- カープールレーン(Carpool Lane): フリーウェイには、複数人乗車している車両が利用できるカープールレーンがあります。渋滞緩和のために設けられており、2人以上乗車していれば利用できます。違反すると罰金が科せられます。
- 自転車レーン(Bike Lane): 道路の端に自転車専用レーンが設けられている場合があります。車は自転車レーンに進入してはいけません。右折する際は、自転車レーンに入ってから右折する必要があります。
- 歩行者優先: 歩行者優先が徹底されています。横断歩道を渡ろうとしている歩行者がいる場合は、必ず停止して道を譲りましょう。
- 飲酒運転: 飲酒運転は厳しく罰せられます。
- 携帯電話の使用: 運転中の携帯電話の使用は禁止されています。ハンズフリー通話は可能です。
運転に関する情報は、カリフォルニア州DMV(Department of Motor Vehicles:車両管理局)のウェブサイトで確認できます。https://www.dmv.ca.gov/
ロサンゼルスで車を持つメリット・デメリット
ロサンゼルスで車を持つことには、メリットとデメリットがあります。
メリット:
- 移動の自由度が高い: 公共交通機関に頼らずに、好きな場所に好きな時間に行くことができます。
- 買い物やレジャーに便利: 大量の買い物や郊外へのレジャーも楽に楽しめます。
- 家族での移動に便利: お子さんの送り迎えや家族旅行などに便利です。
デメリット:
- 車の購入費用や維持費がかかる: 車の購入費用、保険料、ガソリン代、駐車場代、メンテナンス費用などがかかります。
- 渋滞に巻き込まれる可能性がある: 通勤時間帯は激しい渋滞が発生することがあります。
- 駐車場の確保が難しい場合がある: 特にダウンタウンなどでは、駐車場の確保が難しい場合や、駐車料金が高い場合があります。
家族で住む場合の車の必要性
家族でロサンゼルスに住む場合、車はほぼ必須と言えるでしょう。特に、お子さんの学校の送り迎え、習い事への送迎、週末の買い物やレジャーなどを考えると、車がないと非常に不便です。
日本企業からの駐在の場合の補足情報
- 会社からのサポート: 会社によっては、車の購入費用やリース費用、保険料などを補助してくれる場合があります。人事担当者に確認しておきましょう。
- 社用車: 会社から社用車が支給される場合もあります。
- レンタカー: 渡米後すぐに車を購入しない場合は、レンタカーを利用することもできます。
まとめ
ロサンゼルスは車社会であり、生活には車がほぼ必須です。運転する際には、日本とは異なる交通ルールや習慣に注意する必要があります。家族で住む場合は、車があると非常に便利です。次回は、ロサンゼルスでの車購入事情と購入の流れについて詳しく解説します。
この記事で紹介したサイト一覧
- カリフォルニア州DMV(Department of Motor Vehicles):https://www.dmv.ca.gov/
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