はじめに
ロサンゼルスへの海外駐在、おめでとうございます!新しい生活への期待と同時に、多くの準備が必要だと感じていることでしょう。特に、子連れとなると、考慮すべきことがさらに増えます。
このページでは、会社員のご夫婦で、首都圏にマンションを持ち、車や資産も持っているというご家族の状況を想定し、ロサンゼルスへの渡航準備について、具体的なポイントを解説していきます。
1. 渡米ビザの手続き
- ビザの種類: 赴任先の会社からどのビザを発行してもらうか確認しましょう。一般的にはH-1Bビザ(専門職)やL-1ビザ(経営者・専門職)が考えられます。
- 家族のビザ: 配偶者や子供は、主申請者のビザに連帯して渡米できます。
- 必要書類: パスポート、写真、雇用証明書、収入証明書など、必要な書類を事前に準備しましょう。
2. 住居の準備
- 賃貸物件探し: ロサンゼルスには、様々なタイプの賃貸物件があります。学校区や治安、予算などを考慮して、事前にいくつか候補を絞っておくと良いでしょう。
- 家具家電: 日本から持っていくものと、現地で調達するものとを決め、事前にリストアップしておきましょう。
- 一時滞在先: 到着直後の数日間は、ホテルやサービスアパートメントを予約しておくと安心です。
3. 子供の教育
- 学校探し: 現地の学校や日本人学校、インターナショナルスクールなど、選択肢は様々です。子供の年齢や、日本語教育の有無などを考慮して、事前に学校見学などをしておきましょう。
- 入学手続き: 入学に必要な書類や手続きは、学校によって異なります。事前に問い合わせて、必要なものを準備しておきましょう。
4. 車の持ち込み
- 費用: 車の輸送費用は高額になるため、現地で車を購入するか、レンタカーを利用する方が経済的です。
- 手続き: 車の輸送には、様々な手続きが必要になります。専門業者に依頼するのが一般的です。
5. 資産の管理
- 銀行口座: 現地の銀行口座を開設し、日本との送金手続きなどを検討しましょう。
- 証券口座: 日本の証券口座の管理方法を再確認し、必要であれば、現地で証券口座を開設することも検討しましょう。
- 不動産: 日本に残す持ち家やマンションについては、賃貸に出すか売却するか、家族に任せるかなど、慎重に検討する必要があります。
- ローン: ローン返済の方法は、日本にいる間に金融機関と相談しておきましょう。
6. その他
- 保険: 医療保険、自動車保険など、必要な保険に加入しましょう。
- 運転免許: 日本の運転免許を国際免許証に切り替えるか、現地で運転免許を取得するか検討しましょう。
- 携帯電話: 現地の携帯電話会社と契約するか、日本の携帯電話の国際ローミングを利用するか検討しましょう。
- インターネット: インターネット回線の契約は、早めに済ませておきましょう。
- ペット: ペットを連れて行く場合は、事前に必要な手続きを調べておきましょう。
7. 日本での手続き
- 転出届: 住民票の異動手続きを行いましょう。
- 銀行口座: 日本にある銀行口座の解約や、海外送金の手続きを行いましょう。
- 保険: 日本の保険の見直しを行いましょう。
- 不動産: マンションの管理会社に連絡し、賃貸に出す場合の手続きを行いましょう。
8. 渡航準備のスケジュール
- 6ヶ月前: 渡航先、住居、学校について情報収集を開始
- 3ヶ月前: ビザ申請、航空券予約、海外送金準備
- 2ヶ月前: 日本での手続き開始、海外での生活に必要なものの準備
- 1ヶ月前: 最終確認、パッキング
まとめ
海外移住は、人生の大きな転換期です。準備すべきことはたくさんありますが、計画的に進めることで、スムーズに移住できます。このページで紹介した情報を参考に、ご自身の状況に合わせて準備を進めていきましょう。
より詳しい情報を得るために、以下の公式情報も参照下さい。
- ロサンゼルス市役所: 市の公式ウェブサイトでは、住民登録、税金、ごみ収集など、様々な情報が得られます。– https://lacity.gov/
- 日本大使館・領事館: ビザ、パスポート、帰国、法律相談など、様々なサポートを受けることができます。- https://www.la.us.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
- 海外子女教育振興財団: 海外で暮らす日本人の子供の教育に関する情報が得られます。- https://www.joes.or.jp/
ご自身の状況に合わせて、これらの情報を参考にしながら、準備を進めていきましょう。
(補足)
- 地域コミュニティ: ロサンゼルスには、日本人会や国際交流団体など、様々なコミュニティがあります。事前に情報を集めておくと、現地での生活がスムーズになるでしょう。
- 現地での仕事: 配偶者の転勤に伴う移住の場合、現地の仕事を探す方もいるかと思います。求人情報サイトや転職エージェントを利用して、積極的に求職活動を行いましょう。
(免責事項)
本記事は、一般的な情報提供を目的としたものであり、個別のケースに合わせたアドバイスではありません。海外移住に関する正式な手続きや決定は、ご自身で責任を持って行ってください。
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